フランスの雑誌「PLAYCINEMA」1971年1月号

まともな映画を取り上げた記事もあるにはあるが、表紙からもわかるように、お色気系映画をメインにしたグラビア誌。
有名・無名女優のヌード写真が誌面をこれでもかと彩る。
見開きで掲載されている、ヴェンティミリアの売春宿でのスティルがとにかく貴重だ。




イタリアの雑誌「CINEMA」1970年2月号

こちらも映画雑誌の割りにはヌード写真が多めだが(ジェーン・バーキンのヌードもあり)、上記「PLAYCINEMA」よりははるかに健全な誌面。
8ページにわたって『暗殺の森』を取り上げている。
モガ風の髪型にする前のステファニア・サンドレッリが、猫ダンスを踊るシーンで着ているワンピースを身につけている写真が珍しい。
クランク・イン前の衣装合わせの時のものだろうか。カラー・スティルの色合いが不自然に見えるのは人工着色なのかも知れない。




イタリアの雑誌「KENT」1970年1月号

イタリア版「PLAYBOY」とでも言えそうな雑誌「KENT」より、「誰がスパイをするのか」「CIAの息子ではない」という見出しで紹介されている。
注目すべきはカラー写真だ。見たことのないスティルが、人工着色とはまた違った不思議な色合いで掲載されている。
上記「CINEMA」もそうだが、イタリアでの知名度は当然ドミニク・サンダよりもステファニア・サンドレッリの方が上であることがわかる。
ドレスを着てポーズをとるサンドレッリの写真がなんとも艶めかしい。