![]() ダンスホールに車で乗りつける4人、という本編には登場しないショット。 撮影地であるレストラン「Chez Gegene 」はローヌ川沿いにある。 |
![]() はしゃぎながら駆け込んだにも関わらず浮かない顔を見せる2人。 原作の設定だとここはレズビアン向けのクラブで、2人のダンス場面も書かれている。 |
![]() 2人の表情に温かみがあっていい。 原作ではジュリアは嫌々踊る。 |
![]() 衣装のジット・マグリーニはゴダールやトリュフォーと組んで来たデザイナー。 彼女は『ラストタンゴ・イン・パリ』、『1900年』でも衣装を担当する。 |
![]() イタリア版ポスターでイラスト化されたスティル。 |
![]() 撮影時サンドレッリは23歳、サンダは21歳だった。 サンダの最初の結婚は16歳の時だったと言われている。 |
![]() ブロンドと黒髪が引き合う磁力。この瞬間、ここがパリの中心になった。 女たちの間に交わされる視線の間には濃密な官能が漂う。 |
![]() 赤く縁取られた窓枠、窓外の青い夜気、そして温かみのある照明のアンサンブル。 2人の「プレイ」はこの美術設計あってこそ最高に映えた。 |
![]() アンナが「タチ」でジュリアが「ネコ」である。 踊り終わって抱き合った時に見せるアンナのホッとした表情は演技ではなかろう。 |
![]() 陰気なフランス男=トランティニャンと、ワイルドなガストーネ・モスキン。 実行する者とそれを見届ける者が生む奇妙なバディ感がいい。 |
![]() サンドレッリの美貌と明るさがこの映画にもたらしたものはあまりにも大きい。 そしてモラヴィアの原作に近いキャラクターは唯一彼女だけである。 |
![]() 前ページに掲載した食事シーンのテーブルを拡大すると、 日本酒の徳利があるのがわかる。「松竹梅」と読める。 |
![]() 暗殺場面は原作には描かれていない。マルチェッロは後日新聞で2人の死を知る。 夫人は教授を守ろうと盾になって射殺されたという。 |
![]() 木々の間を満たす霧が光線によってヴェルヴェットへと変わる。 クアドリ教授暗殺のショットは完全にフィルム・ノワールだ。 |