eXistenZ 『イグジステンズ』(1999年) |
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![]() 1999. Canadian. 27X40 inch. Rolled. |
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■クローネンバーグ初コメディ 90年代最後のクローネンバーグ作品は久し振りのオリジナル脚本。 ■アッシュそしてボビー・ペルー 毎回キャスティングに驚くべき才能を発揮するクローネンバーグだが、今回は主人公のゲーム・クリエイター役にジェニファー・ジェイソン・リー、そして彼女とゲームをプレイするボディガード役になんとブレイク前のジュード・ロウを起用。この辺りの先見の明はさすがである。しかもジェニファーの背中に穿たれたプラグ穴をいかにも端整な顔立ちの彼に舐めさせたりする悪ノリっぷりだ。 |
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![]() 1999. British Subway. 40X60 inch. Rolled. |
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■グリッスル・ガン 毎回魅力的な造形物が登場するクローネンバーグ作品だが、『イグジステンズ』でも数々のガジェットが楽しませてくれる。 UK Promo Sticker. |
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![]() 1999. German Video AD. 23X33 inch. Folded. |
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■もう1つの現実を生きろ バロウズによる「全ての理性を抹殺せよ」に加えて「Everything is permitted」(「全ては許される」)という金言が『裸のランチ』のキャッチ・コピーであったが、『イグジステンズ』でも同じコピーを採用してOKである。いや、『ヴィデオドローム』にも『ザ・フライ』にも『戦慄の絆』にも同じコピーでいいだろう。理性を殺せば全てが受け入れられる。もう一つの現実を生きろ。 |